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真夏の「伯朗大道」②

更新日:2022年1月28日

地理的にも政治的にも遠い台東?



ところで台東は地理的以上に離れている感じがするのです。遡れば、中国の清朝は1685年に始めて今の台南に「台湾府」を設置したのですが、台東は地理的にも往来が難しいことや、多くの原住民がいたこともあり、19世紀中期まではずっと清朝の管轄外とされていました。その後「台東州」を設置したのは、200年も後の1887年になってからでした。


今も台東は他の地域と比べれば政治的にも目立たないですし、開発なども遅れている感じがあります。しかし、それが海川山といった美しい自然をそのまま残し、また、多くの原住民による多元文化も根付いており、観光アピールのかいもあって、今ではたくさんの観光客を呼び込んでいるのです。

 


台北から台東までのルート



さて、台東までのルートについてお話ししましょう。


台北から列車で台東に行くには、太平洋側から台湾鉄道を使って行くルートと、台湾海峡側から新幹線を使って高雄経由で行くルートがありますが、今回は旅の実感をより味わいたく、迷わず太平洋側からのルートを選択しました。


皆さんは、台湾の太平洋側に行かれたことはありますでしょうか。山と海の自然に囲まれた大自然が醸しだす風景は旅情満点です。険しい山が太平洋に飛び込んでる姿など、特に晴れた日には青空と相まって、とても爽快な気持ちになりますよ!



お目当ての「伯朗大道」



さて、台東に着いた後、美味しいお米のブランドとして知られている「池上郷」というところに訪れました。郷とは日本でいうところの市町村のようなものです。今回の目的地はこの「池上郷」にある「伯朗大道」という人気のスポットです。数年前に金城武さんを起用したCMの撮影地となったことがきかっけで、一気に台湾で人気スポットとなったところです。


「伯朗大道」は、周りを遠くの山脈で囲まれた、まさに田舎の小さなのどかな村といった風景です。電柱なども一本も見えず、ただ広大に田んぼがひたすら広がっています。インスタ映え必至の大人気スポットです。(続)

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