太陰暦8月15日の中秋節を過ぎるとやっと台湾も涼しい季節になってきます。この時期はとても過ごし易く、例年だと旅行にとってとても良い季節だと言いたいところです。しかし、今年はコロナウィルスのせいで台湾に行けずに残念に思っている方も多いのではないでしょうか。
そんな方々に対して、せめて台湾人が大好きな鍋料理の火鍋を話しましょう。台湾に行けなくとも台湾に訪れた気分になって頂けれたらと思います。
台湾人の火鍋への愛は季節を問いません。夏場でもエアコンをガンガン効いているお店に火鍋を食べに行くのです。季節を問わずみんなで一緒に仲良く食材をシェアできるし、まして冬場なら火鍋を食べると体がボカボカになるし、とにかく湯気が出ている火鍋を食べなきゃって思うのです。
80年代から90年代、火鍋といえば「石頭火鍋」でした。なぜ「石頭」と呼んでいたのかは良く分かりません。作り方を言うと、まず食材を事前に香辛料で炒めてからダシを加えます。食べる際に使うタレもクセのある「沙茶醬」というものです。「沙茶醬」とは昔マレーシアかインドネシアから中国南部に伝われてきたSa Tehソースをアレンジしたものと思われます。
「沙茶醬」の中にピーナッツ、白ごま、魚、干しエビ、ココナッツ、ニンニク、ネギ、マスタード、唐辛子、ターメリック、バニラ、クローブ、陳皮、胡椒などを擦ったり焼いたりして、油と醬油を加えて煮込んたソースです。日本人にとっては苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、これこそ本場の味ですよ。
ぜひトライしてみて下さいね。(続)
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