11月に入って寒くなってきました。
台湾の夏の風物詩であるマンゴーかき氷も懐かしく思います。
でも、台湾は季節を問わずに果物や食べ物が豊かな産地です。
冬の台湾でも美味しい果物や食べ物があるんです。亜熱帯に位置する暖かい気候のおかげですね。
台湾でも、小さい頃に親に連れてもらってよく田舎に遊びに行きますが、冬になると2つの食べ物が田舎での楽しみになるんです。
それは釋迦(Shìjiā)と菱角(Língjiǎo)です。
ユニークな熱帯アメリカンフルーツ:釋迦(Shìjiā)
日本語では「シャカトウ」と呼ばれ、お釈迦様の頭を思わせるデコボコが表面を覆う、濃い緑色の果物です。
ユニークな形なので見かけたらすぐに分かると思います。果肉は白くてクリーム状でちょっと濃厚そうに見えます。実際に食べてみると、柔らかくて甘くて濃厚で食感も特別です。美味しくて自然と微笑んできますから、この果物だったら誰だってグルメ番組の名レポーターになれるでしょう。
産地は台北からだと台湾中央の険しい山々を越えて台湾の東にあるその名も台東というところです。昔から交通が不便なところでしか栽培されていない上、果実は柔らかくなると傷みが進むので、台湾人にとってもそんなによく食べることのできる果物ではないですね。台湾の中でも高級な果物です。
旬は毎年の中秋節前後(8月から11月)と旧正月(12月から2月)の辺りですので、ちょうどその季節に台湾に訪れることがあれば、絶対オススメです。
(続)
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